昨今、中学生でも動画編集をする時代です。スマフォがあればアプリで編集できてしまいます。
クロマキー合成は無料の動画編集アプリではできるものと、できないものもありますが、一般に市販されている昨今の動画編集ソフトを使用すれば、間違いなく出来ると思います。しかも簡単です。
クロマキー合成とは、よく緑の幕を背景に撮影して、背景を変える編集のことです。因みに緑色は、体の色と被らないので最も多く利用されますが、被写体の色と被らなければ、どの色でも合成はできます。緑が最も無難なんですね。
さて、知人からクロマキー合成は公園の芝でもできる、ということを聞きました。仮説としては、恐らくできるでしょうが、とてもきれいな仕上がりになるとは思えなかったので実際に検証してみることにしました。
検証方法について
- 場所:隅田公園(2020年にリニューアルして奇麗になりました)
- 時期:夏(芝が緑です)
- 撮影:今回は動画でなくスマフォで撮った写真
- 編集ソフト:Power Directer ※市販ソフトとしては国内で最も販売数が多い
検証内容について


上記の芝の写真を撮影しました。この写真の芝を抜いて看板だけにして、海の写真の上に看板をおいてみます。
Power Directerに画像を取り込みます。

次に背景の芝を画像から抜きます。

海の画像を差し込みます。赤い矢印の場所に看板が載っています。

検証結果は?

出来るか、出来ないかでいうと、クオリティに拘らなければできます。
しかし、やはり芝生には色に濃淡がありますので、相当、奇麗な芝生か上手に撮影しないとムラがでます。
特に境目が気になったので、境目を白にしてぼやかしています。これが逆に違和感になっているかもしれません。編集の上手な方であれば、もう少し上手に合成できるかもしれません。
「合成はできるけど、おススメはしません」という結果になりました。
まとめ(最後に)
芝生でもクオリティに拘らなければ出来ますが、芝生よりもムラなく1色で塗られた壁の方がいいかもしれません。
部屋の中でも、カーテンや柄のないベットシートの方がきれいに合成できるはずです。お金を賭けたくない時や試しにやってみようという目的であれば、身の回りで同一色の何かを探せばいいかと思います。
小さい小物や体の一部だけということであれば、背景に大きな幕(布)は必要ないので100円均一でも同一色の布は売っていますのでおススメです。別の記事で100円均一でおススメの商品を紹介していますので参考にして下さい。ただ、100円均一はどうしてもサイズが大きくありません。
体全体を撮る場合などは、ある程度のサイズの背景幕(布)が必要になるので、Amazon等で購入することをおススメします。2000円~4000円ぐらい売っています。
重要なのはサイズであり、値段はあまり気にする必要はないと思います。いくつか購入した経験がありますが、値段により編集自体では差を感じませんでした。
下の画像のように撮影をしていますが、右と左で違う布を使っています。どちらもAmazonで購入して、値段も違います。折り目があったり影もありますが、このぐらいは特に問題ありません。編集でなんとかなります。
クロマキー合成は準備が面倒です。カーテンレールにつけて部屋のカーテン代わりにしている人も少なくありません。色々なものを試しながら動画編集、クロマキー合成を楽しんで下さい!
