エンディングについて
ドクターマリオは、レベルが1~20まで選択でき、スピードも「LOW・MED・HI」と選択してゲームスタートすることができます。
レベルの違いは、退治していくウイルスの量の違いです。レベルを上げると、徐々に上までウイルスがいて、考える余裕がありません。
エンディングは、MEDとHIのスピードで、レベル5、10、15、20とクリアする毎に用意されています。スピードLOWのレベル20でもエンディングはありますが、文章だけの簡易的なものになります。
HIスピードでのレベル20のクリアは異次元的に難しく当時は幻といわれていました。しかし、そのエンディングを見なくては本当のクリアとはいえません。
当時のFCのゲームには、無限ループのように終わりのない、きちんとしたエンディングのないものがたくさんありましたが、多くのゲームは難易度は高いですが、ゲームのやり込み要素がある遊び心があったり、ストーリーのあるエンディングが用意されていました。後は自分で解釈して下さいね!?というものも多かったです。
ドクターマリオは、まさにその通りのエンディングだと思います。ご紹介させて頂きます。
スピードMID、レベル5のエンディング
エンディングは、3匹のウイルスが木の上に乗って、空を眺めています。このシチュエーションはどれも同じです。
ウイルスといえども、後ろ姿はかわいいです。ピコピコと動いております。
このレベルでのエンディングでは、本がパタパタと飛んできます。これはどういう意味があるのか?
ウイルス達は本からでてきたのか?現在の医学書ではお手上げのウイルスということか?本が飛んでいたら面白い、という単なる遊び心なのか?
スピードMID、レベル10のエンディング
ここで飛んで来るのは、フェニックス(鳳凰)です。尻尾が長いので、鶏ではないでしょう。
太めのフェニックスというのは、任天堂さんの遊び心だと思います。1990年ですから、鳥インフルエンザを予測していたのか!?という都市伝説があるとかないとか。
スピードMID、レベル15のエンディング
ここで飛んで来るのは、殺虫剤です。スプレーです。ラベルに記載されているのは、マリオのように見えましたが違うようです。SP・・とように見えます。
非常に速いスピードで通り過ぎていきます。何かを追っかけているのか?このウイルス達には効果がなかったということなのか?よくわかりませんが、面白いです。
スピードHI、レベル5のエンディング
ここで飛んで来るのは亀さんです。メチャクチャ遅いです。のんびり泳ぐ?ように飛んでいます。先の殺虫剤が速いので、「遅い!」と突っ込ませたい意図があるのかもしれません。
ちなみにこの亀さんは指があるので、ウミガメではないですね。これから、亀インフルエンザなんてものが生まれたら、まさに予知!都市伝説ですね。
スピードHI、レベル20のエンディング
幻と言われたエンディングです。当時、ファミ通か何かの雑誌でその存在を知る人が多く、話題になりました。
今のように、ネットやSNSがない時代です。デマや噂が多く定かではなく確認するすべがありませんでした。
このエンディングでは、日が沈んで夜になります。そして、なんと宇宙船(UFO)が現れ、ウイルス達を連れ去っていきます!
このウイルス達は、もともとこの星の生まれではなかったのか?マリオの活躍で住み難くなり、他の星へ移るのか?
宇宙船が去った後は、静寂に包まれます。
いずれにしても、人類と共存できない居心地の悪い環境であれば、新しい環境で楽しく過ごしてもらう方がいいですからね。元気でね!と言いつつエンディングを迎えますが、ゲームは続きます。
HIスピード以上でレベル20以上なんて、到底クリアできませんが、、、。
まとめ
エンディングを楽しめるのは、さすが任天堂さんです。当時の開発者の遊び心は素晴らしいです。
本、フェニックス、殺虫剤、亀、宇宙船、これ以外にもいくつかあると思いますが、重複するエンディングもあったので割愛させて頂いたものもあります。
BGMやスピード感、ウイルス達もかわいいので、是非、動画でも見てみてください。