この記事はNintendo Switch Onlineの素晴らしい機能を是非40代以上のファミコン世代の方に知ってもらいたいという思いから書かせて頂きました。
Nintendo Switch Onlineにはオンライン対戦やデータ保管など様々な機能があります。ここで紹介させて頂く内容は、オンラインの「ファミコン」「スーパーファミコン」にあたる懐かしいゲームで遊べるサービスについてです。
筆者はどうしても昔のファミコンゲームが懐かしくプレイしたいと思い、友人からNintendo Switchを借りました。「しばらく借りてていいよ」と言われ、「懐かしいゲームがしたいからオンラインに加入するよ。もちろん俺のクレジットでね」というやりとりで、Nintendo Switch Onlineに加入して昔のゲームを楽しむことにしました。
筆者は40代です。ファミコンを小学校から中学校にかけて夢中で遊んでいた世代です。アイスクライマーで協力と裏切りを知り、スーパーマリオでキノコが好きになり、ドラゴンクエストⅡの復活の呪文で大学ノート1冊使った世代です。だいぶゲーム機から離れていたので、Nintendo Switch自体を手に取るのが初めてでした。
ニンテンドースウィッチの機能の素晴らしさに感心したのは勿論ですが、オンラインの機能の素晴らしさには感動することがありました。今の子供たちには当たり前なのかもしれませんが、ファミコン世代だからこそ、40才代だからこそ感じた素晴らしい点を5つにまとめてご紹介させて頂きます。
40代以上の方にこそ参考になる内容だと思います。おススメできます。そして、ファミコンを楽しんでいた世代の親をもつ子供たちは、この内容で親に提案すれば、Nintendo Switchを購入してくれるかもしれません。

1.どこでもセーブができる(どこでもセーブ機能)
いつ、何時、どこででもセーブができます。「いつでもセーブ」機能があります。スーパーマリオの8-3の最後でセーブしておけば、いつでも8-4がスタートできてピーチ姫に会えます。ピーチ姫に会いたいだけなら、8-4でクッパを倒した後、ピーチ姫を救出した時に保存しておけばいいです。
スーパーマリオやダブルドラゴンのアクション系、スターソルジャーやツインビーのシューティング系などは、セーブ機能がありませんでした。昔のゲームはセーブがないのにクリアまでが非常に長く時間がかかるものが多いです。ワープや要領を得ないと、クリアに1時間以上かかってしまうゲームもあったと思います。しかも、難易度が非常に高い。
つまり、時間に追われ忙しい社会人では、昔のゲームを楽しみたくても1時間以上もゲームに時間を遣うことは難しいです。睡眠時間を削るしかありません。
しかし、このどこでもセーブ機能があるため、電車の中、喫茶店で休憩している時、帰宅して1日10分でも20分でも、前回の続きから少しだけゲームを進めることができます。マイティボンジャックを1日1ステージずつ進めていくことができるんです。いや、反ステージつずつ進めることも可能です。本当にどこでもセーブができてしまいます。ファミコン世代には感動ものの機能です。
タイトル毎に4つセーブできるシナリオを作成することができます。いくら上書きしても大丈夫です。
ただ、実際にプレイして注意しなくてはいけないこともあります。
①セーブとロードのボタンが近い箇所にあるので押し間違いしやすいです。ロードは前回セーブしたとこからスタートする機能です。セーブしようと思ってロードを押すと、セーブできずに前回セーブしたところからスタートされてしまいます。ただ、せっかちにならず、きちんと確認すれば間違うことはありません。
②オンラインではどこでもセーブ機能がありますが、Nintendo Switchのどのソフトでもできるわけではありません。Nintendo Switch Online専用の機能です。
下記は参考画像です。ファミコンのプロレスをプレイしてましたが、どうしてもラスボスのプーマに勝てません。プーマと戦うには5連勝して、さらに10連勝しなくてはいけません。10連勝のうち、1回でも引き分けると1から連勝しなくてはいけません。このセーブ機能がないためクリアするには時間がかかります。プーマに挑戦するために、30分~1時間は余裕がないとゲームできません。
ここで役に立つのがどこでもセーブ機能です。ラスボスのプーマの前でセーブしておき、いつでも挑戦できるようにしてあります。
画像の通り、ロードとどこでもセーブが並んでいるので、押し間違いないように注意して下さい。ロードすると、直ぐにラスボスのプーマが目の前にいます。
2.数秒前に戻ってやり直せる(巻き戻し機能)
Nintendo Switch Onlineでは、2分程度、戻ってやり直しができます。巻き戻し機能です。タラレバがあるんです。
PS(プレーステーション)はプレイ動画を1時間まで録画できますが、忙しい社会人からすれば、そんなに長く録画する機能は必要ありません。
自分のプレイ動画をのんびり1時間も見返すような時間はありません。1分、数秒戻ってリスタートできれば機能的に十分だと思います。大事なのは、すぐにやり直しができるかどうかということです。
スーパーマリオで穴に落ちてしまっても、すぐに穴の前からリスタートできます。シューティングゲームでやられても、やられる前に数秒戻ってリスタートすることができます。マリオゴルフでミスショットしても、すぐに戻ってリスタートできます。何度でも可能です。やり直すことでホールインワンをだすことも難しくありません。
ずるい!そんなのゲームじゃない!という声もあるかもしれませんが、忙しい時間のない社会人では、少しのオペレーションミスでその数分~数時間を無駄にできません。単純な操作ミスなら見逃してほしいと思って当然です。
魔界村のような激ハードなゲームでは、数秒前に戻ってやり直したいと思うことは多々ありました。それを現実にしてくれたのが、Nintendo Switch Onlineです。
注意ですが、これもNintendo Switch Online専用の機能と思った方がいいです。筆者はオンライン以外に、ボードゲームが好きで桃鉄の従妹のような「ビリオンロード」をやりますが、コンピューターに先に目的地に着かれたからとって、この機能を使って少し戻ってやり直しさせるようなことはできません。
下記は参考画像です。穴に落ちてしまいましたが、巻き戻しボタンを押すと、スライドで戻りたいところを選ぶことができます。安心してアグレッシブなプレイが楽しめます。
3.ソフトは追加される
Nintendo Switch Online は、懐かしいゲームのラインナップがアクション、シューティング、RPGとバランスよく揃っている印象ですが、今あるタイトルが全てだと思っている人が多いようです。
決して今ある内容が全てではありません。ずっと変わらない固定ではなないんです。タイトル(ソフト)が不定期に追加されていきます。オンラインの強みです。オフラインでは不可能なことです。
筆者は、半年ぐらい契約しておりますが、2本ずつ不定期で追加されております。結果として月1本ぐらい追加されているイメージです。丁度、他のゲームしたいな、と思った頃に追加されます。
ファミコンウォーズが追加された時は、年甲斐もなく寝不足になってしまいました。ファミコンウォーズは、革新的なゲームでした。画面に縦横線を描いて碁盤目状にして、1マスを移動基準として、戦略を練りながら、戦闘シミュレーションを楽しみ、陣取りゲームをしていくスタイルです。ファミコンウォーズの成功があったからこそ、後の同様のスタイルを用いた三国志、信長の野望、ロボット大戦といった人気ソフトが生まれたといったも過言ではありません。
ファミコンウォーズの碁盤目状スタイルに、最初にRPGの育成要素を含ませたのがファイヤーエンブレムだと思います。この初代ファイアーエンブレムも、Nintendo Switch Onlineのラインナップにあります。
こういうファミコンウォーズのような戦略ゲームは、大人になったら別の見方で楽しむことができると思いました。子供の頃は、戦闘シミュレーションのドンパチを見て楽しんでいた思い出がありますが、大人になったら戦略の練り方がより緻密になります。
大人になってファミコンウォーズをするとは夢にも思いませんでしたが、本当に面白いです。今月(2020年7月)は、真女神転生、ガンデック、スーパードンキーコングといったタイトルが追加されます。
Nintendo Switch Online 公式サイト 追加タイトル
4.タイトルによりスペシャル特典あり
ここでのスペシャル特典とは、公式サイトにあるオンライン加入者限定特典とは違います。HPにも詳細な記載がないように思います。加入して初めて知った特典です。
通常のゲームの他にタイトルによりスペシャルバージョンの特典があるものがあります。スペシャルバージョンには右上にスペシャルの印がついてます。
例えば、スターソルジャーなら、面の途中からフル装備でスタートできるスペシャルバージョンがあります。
魔界村もいい装備で終盤からスタートできるスペシャルバージョンがあります。ファイヤーエンブレムは強い状態で最終面からスタートできるバージョンがあります。
マリオゴルフは、設定値を下回ってホールアウトしないと、次のコースに行けない難易度の高いゲームですが、初めから全てのコースを選択できるスペシャルバージョンがあります。
多くのスペシャルバージョンは、最終面、終盤から、最強装備でスタートできるという内容です。昔のゲームは難易度が高いものが多いので、これは非常に新鮮で面白いですよ。新しい発見があること間違いなしです。
下記の画像で星のカービィが2つ並んでいます。上には右上にスペシャルのマークがあります。下は通常のものです。上のスペシャルは、クリア後のエキストラゲームをプレイできます。このように、さまざまなゲームでスペシャルバージョンの特典が用意されています。
5.月額費が安い
非常にコストパフォーマンスが高いです。
1か月(30日)契約:306円
3か月(90日)契約:806円
1年(365日)契約:2400円
※税込み価格です。
オンラインを楽しみたい場合、1週間の無料期間もありますが、これはあっという間に終ります。1か月だと物足りないです。3か月で様子をみるか、1年ぐらいで検討することをおすすめします。
1年で契約すると1月あたり200円です。少し缶ジュースや缶ビールを我慢すればやり繰りできる金額です。1日だけ1駅歩いて交通費を節約してはいかがでしょう。
また、お得な2つアカウントでのファミリー用という設定もあります。解約もオンライン上で簡単に手続きできるため心配の必要はありません。
ここでは、懐かしいゲームソフトの内容についてのみ紹介してますが、オンラインのサービス内容はこれだけではありません。是非、こちらもご覧ください。
補足.唯一の気になる点が解消
筆者が、Nintendo Switchで1つだけ気になることはコントローラーです。コントローラーのキーですが、スティックタイプです。ファミコン世代は十字キーに慣れています。
十字キーなら昔の感覚がすぐ蘇るでしょう。しかし、スティックタイプは微妙に感覚が違います。
スティクキーでは、スーパーマリオの流れるような操作がし難く、全体的に反応が遅く感じてしまいます。例えば、Bダッシュに加速するギアが遅い気がします。
折角、懐かしいゲームをするのだから、コントローラーも当時の物にこだわりたい、という意見もあるかと思います。
そういう40代以上の声に答えて、オンライン加入者限定で、ファミコン当時のサイズのままのコントローラーが別売りされいます。
ファミコン用1&2コントローラーセット:
6,578円
スーパーファミコン用コントローラー:
3,278円
※税込価格です。下記の画像をご参考下さい。
どうしても昔の感覚でゲームがしたい、という方にはお小遣い貯めで購入を検討してもいいかもしれません。
まとめ(最後に)
Nintendo Switch自体が素晴らしいゲーム機です。TVに繋げることもできるし、コントローラーも1つにして一人で遊んでもいいですし、二つに分けて2人プレイで楽しむこともできます。
画像も非常にキレイです。充電器には、USBの差し込み口もいくつかあるので多様性があります。なにより、販売数は2019年末で4800万台を超えています。
販売台数はPS4には及びませんが、これからのことを考えるとソフトメーカー会社はNintendo Switchを選択肢から外すのは難しいと考えられます。つまり、面白そうなソフトはNintendo Switchからも発売される可能性が高いといえます。
実際に、続編は制作しないといってた桃太郎電鉄ですが、2020年冬に新たにリリースされることになりました。これもNintendo Switchです。
Nintendo Switchのこれからの活躍に期待大です。そして、そのサービスの1つであるNintendo Switch Onlineは、ファミコンもできるし、スーパーファミコンもできます。
いつでも、どこでもセーブができます。失敗したら少し戻ってやり直しができます。タイトル(ソフト)もいいタイミングで追加されます。通常ではなかなかお目にかかれないスペシャルバージョンの特典が付いています。
月額費も決して高くないです。素晴らしいコストパフォーマンスです。ファミコン、スーパーファミコンの当時のサイズのコントローラーで遊ぶこともできます。
40才以上の世代の方達が、子供の頃を振り返って考えると、夢のような機能が実現されているのではないでしょうか?
筆者は、最初、感動してしまいました。1日30分程度、家に帰ってコーヒー飲みながらゲームするのが最高の時間になってます。30年以上前のことを今でも同様に楽しめるというのは不思議な感じです。懐かしいゲームをすることで、家族のコミュニケーションツールにもなるのではないでしょうか?
視力が低下しないように気を付けて、手先を考えながら動かすことは脳へのいい刺激になるといいます。認知症予防になるらしいです。年をとった時のために、1つの趣味として検討してみてはいかがでしょう。