プロゲーマーになるには?



上手けりゃいいんでしょ!?

こういうイメージだよ。
そもそも現時点でのプロゲーマーは何か?というのは前回の記事みてね。

①腕を磨く。上手くなる。
まずは、前提として卓越した技術がなくてはダメです。そうでなくては、アピールすることも結果を残すことができません。
技術を得るためには、独学で頑張るという方法もありますが、学校に行くという方法もあります。最近では、専門学校が増えております。
学校については、まだそれほど歴史があるわけではないため、色々と整備中と聞きます。ゲーム業界自体が急成長している産業で未成熟なことも多いため、状況・環境に合わせて改善しながら運営しているようです。
学校で学ぶメリットは、プロゲーマーという目的だけではありません。ゲームやゲーム業界における知識を身につけることができます。
ゲームに携わる仕事というのは幅が広く、企画・制作・マーケティング・イベント運営等々、活躍の場は多くあります。制作といっても、シナリオ・キャラクター・グラフィック・BGMなどたくさんの人が関わっています。
プロゲーマーという道は険しく安定しているとは言えないため、ゲームが好きで、仕事として携わっていきたいという人は学校に行くメリットは大きいといえます。
②発信する。配信する。
自分の腕に自信があったら、発信する、配信するという方法で収入を得る方法があります。これで収入が得られれば、プロゲーマーという考えが強いです。しかし、反対意見も多いためグレーという状況です。
まずは、Youtubeやニコニコ動画といったSNSで、プレイ実況を配信することがポピュラーではあります。
次に、SNSやブログ、その他ツールを使って、情報として販売する方法があります。
自分でプレイして、いかに有益な情報を提供したり、楽しんでもらえるか努力しなくてはいけません。
③大会にでて、賞金を獲得する。
大会にでて賞金を稼ぐことができれば、プロゲーマーといえます。
日本では、法律の問題で賞金額が制限されているため、海外の大会のような大金を稼ぐのは難しい状況です。
現在、法律や賞金の考え方について整備が行われています。これから大会の数や種類も増えていくことは間違いありません。
不正なイベントや大会もあり問題になっております。それらの大会やイベントで報酬を得る行為は、プロフェッショナルとは言えません。

④有名になる。誰かの目にとまること。
上記の②や③で、活躍することで、多くの人に知られることになります。そこで有名になり、誰かの目にとまることができれば次のステージが開けるかもしれません。
例えば、企業がスポンサーになってくれる可能性があります。スポンサーからすれば、会社の看板を背負って活躍してくれることで、会社やゲームタイトルの認知度はあがります。会社に大きなメリットがあります。
現在、スポンサーになっている企業は、ゲーム業界だけでなく、自動車メーカーや飲食店等々、他業種に広がっています。これから、eスポーツが盛んになることで、ますますスポンサーになりえる企業は増えていきます。
次に、すでにプロとして活躍しているチームから声がかかる可能性もあります。既にスポンサーがあり、プロとして活躍しているチームに入ることができれば、プロゲーマーの一員です。
スポンサー企業やプロチームからのスカウトやお声がけを待っているだけではダメかもしれません。自分で営業をかけて、自分を売り込むという行動を起こすという方法もあります。
たた、突出した活躍や実績がなければ門前払いされることは当たり前です。腕を磨いて活躍しましょう。結果をだしましょう。決して夢物語ではありません。
⑤プロライセンスの認定を受ける
現在、JeSU(一般社団法人日本eスポーツ連合)が、プロライセンスを交付しております。ライセンスの取得が直接報酬には繋がりませんが、プロとして認められるということになります。
JeSUは、経済産業省と協力してeスポーツの整備を行っております。具体的には、大会の賞金を景品法といった法律には適用せず、仕事の報酬とすることで制限をなくすことや、不正の大会やイベントをなくし、適正な運営をすること等々です。
そのような整備や管理をしていくために、プロライセンスを発行・交付していくということになっております。
このライセンスがないと、大会に出場できなかったり、賞金を獲得できないということもあります。
どうしたらライセンスが取得できるのか?
JeSUのホームページににも書かれておりますが、実際に問い合わせてみました。
「すぐに登録して交付してもらえませんか?」と聞いたところ、「JeSU公認の大会に出場して高い実績を残す必要がある。」という回答でした。
この件につきましては、別の記事でも紹介させていただきます。
まとめ
プロゲーマーとは、ゲームプレイすることで報酬があり(ゲーム配信等はグレー)、プロとしてのマインドが備わった選手(プレイヤー)だと定義しております。
そのためには、①腕を磨いて上手くなること、②配信・発信していくこと、③大会にでて賞金を獲得すること、④有名になり、誰かの目にとまり、企業やプロチームから声がかかり、スポンサーがつくこと、⑤プロライセンスの交付を受けること、という方法があります。
②~⑤でゲームすることで報酬が得られれば、プロゲーマーに含まれると考えることが現状です。※②はグレー
ゲーム市場、eスポーツはこれから急成長で盛り上がってくることは間違いありません。
スポンサー契約なんて夢物語だよ、という意見もあるでしょうが、これからスポンサーがついてくれるチームやプレイヤーは増えてくることが想定されます。
成長市場や業界で看板背負って活躍してくれることは企業にとってみれば大変なメリットです。
日本では、ゲームは遊びだ!という風潮もあります。しかし、30年前、玉を蹴っててお金になるか~!という大人が多かったのがサッカーです。今では、Jリーグが発足されて日本スポーツ界の一角になります。
日本でサッカーが爆発的に盛り上がった時に、なんで急に世界中でサッカーが盛り上がっているんだ?というおじさんがいました。おかしな話ですが、日本でやっとサッカーが盛り上がっただけで、世界中ではサッカーは昔から盛り上がってました。当時から日本でも世界でも最も競技人口が多いのがサッカーです。
スマフォもSNSもない時代なので、日本で人気のないものはメディアで取り上げられる回数が少ない。ニュースにも新聞にものらない。国民も興味がない。だから世界の情報が入ってこない。
当時、子供ながらに、日本は情報が閉鎖的なんだな~メディアに操作されているんだな~と考えされられたことがありました。それがたった30年前です。
時代は変わり情報はボーダーレスですが、ゲーム業界、eスポーツは今まさにその過渡期なのではないでしょうか?一気に状況は変わってくると思われます。
間違いなく言えることは、プレイヤー人口の多いスポーツは、大きな市場になります。ビジネスになります。プロの稼ぎは大きくなります。eスポーツ人口は世界的に増えていますから、高い潜在性があります。ただ、人口が多いほど、トップに入ることは至難の業ともいえます。
この過渡期に立ち会えることに感謝して、時代を楽しみましょう。